“逆に言えば、来るべき非貨幣経済というのは、決して「誰もが何でもタダで手に入れられる経済」のことではないでしょう。そうではなくて、個人にヒモづけられた情報なり評価なり信用という交換単位を貨幣の代わりに使うマーケット、ということだと思います。これまでなら閉じられた(ローカルな)空間だけで流通していた情報なり評価、信用というものが、パブリックな場で流通するようになる、そうしなければ経済圏が拡大しないということです。『パブリック』はその非貨幣経済圏での身の処し方を考えるヒントになるはずのもので、一番ビジネス色の薄い本に見えて、実は次の経済における交換単位(貨幣に代わるもの)について真っ向から語った経済書だ、とも言えるのだと思います。”
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